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Q:

遠隔操作アプリで、スマホが盗聴されるのは本当ですか?

はい。遠隔操作アプリは、悪用すると他人のスマホを盗聴できるアプリです。正しく使えば問題はなく便利なアプリですが、自分のスマホを守るために、注意を払う必要があります。

遠隔操作アプリとは何か?

遠隔操作アプリは、その名の通り、スマートフォンを遠隔で操作できてしまうアプリです。

本来、遠隔操作アプリは、自らが使う分には、災害時やスマホの紛失時などに活用できる便利なものです。

  • 災害で連絡がつかない家族と連絡を取る
  • スマホを落としたのでどこにあるか調べる
  • 紛失したスマホのロックをかける

というようなことができます。

しかし、遠隔操作アプリのその便利さを、スマホの盗聴や乗っ取りに悪用してしまう人もいます。

遠隔操作アプリは、その性質上、スマートフォンのデータや画面をそのまま遠隔で見れてしまうことがありますので、悪用されたら甚大な盗聴被害を受けてしまうでしょう

スマートフォンが盗聴されるということは、通話の音声を誰かに聞かれてしまうことだけを指しません。

スマホのデータをのぞき見されたり、悪用されることもスマホの盗聴と言うのです。iPhoneユーザーもAndroidユーザーも、危機感を持っておきましょう。

遠隔操作アプリで出来る操作と悪用例


それでは、詳しく、遠隔操作アプリで出来る操作とその悪用例を紹介していきます。

遠隔操作アプリの機能すべて悪用されて盗聴されてしまうと想像したら、その恐ろしさが実感できるでしょう。

スマホがいまどこにあるかわかる

紛失時や災害時に、スマホを持っている人を探す目的がある遠隔操作アプリは、目的のスマホが今どこにいるかがわかります。

GPS機能を使って事前に登録したスマートフォンの位置が分かる機能ですが、悪用されれば行動が個人情報として流出しかねません。

例えば、あまり大っぴらにされたくない行動(浮気でラブホテルに言っていたことなど)を盗聴により知られ、「配偶者に公表するぞ」……などと脅される可能性もないとはいえません。

また、仕事の営業ルートが盗聴によって同業他社にばれれば、仕事も大打撃をうけることもあるかもしれません。


操作できないようにロックできる

スマートフォンを遠隔操作アプリで、ロックできる機能があります。

これは紛失の際に、誰かに悪用されないようにするための機能です。このロック機能が悪用されたら、真の持ち主もロックが外せないということになります。

ランサムウェアと呼ばれる、スマホをロックして解除のために金銭を要求する悪質なウイルスと、同じようなことができてしまうのです。

スマホの中に、大事なデータがあれば、脅迫に屈してしまう人もいるのではないでしょうか。

カメラアプリの操作ができる

遠隔操作アプリは、カメラアプリも作動することができます。
紛失時のときに、拾得した人を撮影し、悪用を防ぐ抑止力のための機能です。

この遠隔操作アプリの機能を悪用されれば、まさに盗撮カメラ代わりに使われてしまうことがあります。

動画も撮影できるので、盗聴器にすることももちろん可能です。
スマホの使用者自身のプライベートを撮影・盗聴されてしまうことが考えられます。

また例えば、銭湯での脱衣所やトイレなどで起動されることもあるかもしれません。そのとき、怪しい挙動をしているスマホを、万が一、誰かに不審がられたらどうでしょうか。

何も知らないスマホの持ち主(あなた)が、盗撮盗聴犯として警察を呼ばれる最悪の事態が想定されます。

遠隔操作での乗っ取りによる冤罪事件は、パソコンですでに起こっています。カメラ以外のアプリも遠隔操作で盗聴をされ、悪用されてしまえば、考えられないような事件に巻き込まれる恐れがあるのです。

スマホ画面が全部見られる

上記のような限定的な機能を持つ遠隔操作アプリの他に、スマホの画面を全部みることができてしまう遠隔操作アプリもあります。

つまり操作全部が見られてしまうので、スマホ盗聴に悪用されてしまったら被害が一番甚大です。

スマホが使えなくなってしまう

ランサムウェアに感染すると、スマホが使えなくなります。

ロックの番号を不正に変えられてしまったり、データはすべて暗号化されなくなってしまい、ロックの解錠やデータの復元のために金銭を要求されるのです。

スマホの中には重要な情報もたくさんあるため、使えなくなってしまうと非常に困るでしょう。

  • アドレス帳の閲覧
  • チャットアプリの会話の閲覧
  • 通販サイトの購入履歴閲覧
  • 画像や動画ファイルの閲覧

などが当然のようにできてしまいます。

ちなみに、スマホの操作が分からない・紛失時などを想定し「お客様サポート遠隔操作アプリ」に類するものが、スマホの契約会社によって最初からインストールされていることがあります。
(※ないスマホも、もちろんあります)

こうしたサポートアプリの場合は安全性が確立されているので、心配はありませんし、基本的にはアンインストールもできません。

ただし、こうしたサポート用の遠隔操作アプリ以外をインストールしている方は注意しましょう。

仕事などで使用するために遠隔操作アプリを入れている方もいますが、遠隔操作ができる人が限られているのか、ということやパスワードの保管や安全性などについては、悪意のあるスマホ盗聴を防ぐためにきちんと確かめておくべきです。

遠隔操作アプリでスマホ盗聴する犯人とは?

それでは、遠隔操作アプリを使ってスマホ盗聴を行う犯人とは、一体どんな人物なのでしょうか。

あくまで可能性ですが、注意警戒を怠らず、あなたのスマホを守りましょう。

サイバー詐欺グループ

遠隔操作アプリを使っていなくても、動揺を誘う手段で、遠隔操作アプリをスマホの持ち主にインストールさせスマホ盗聴する手段をもちいるのはサイバー犯罪詐欺グループによるものです。

「あなたのスマホが誰かにハッキングを受けています!」
「ハッキングを防ぐ手段として、サポートができる遠隔操作アプリをインストールしてください!!」
「今すぐ!!盗聴されています!あと○分○秒ですべてのデータが消えてしまいます!」

などと、サイトのポップアップや、もしくは電話の口頭で言われてしまう、という例は、聞いたことがあるのではないでしょうか?

スマホのブザーやバイブレーションが鳴動したりすることもあるでしょう。そんな迫力に負けてしまい、不正な遠隔操作アプリをインストールしてはいけません。

サイト上のポップアップなら、スマホのブラウザアプリを閉じて、閲覧履歴を消去、スマホの再起動、二度とそのサイトにはいかない、という対応で問題ありません。

電話等の口頭でいられた場合、一度思いきって電話を切る、話を終えて逃げることが最良の手段です。

家族や知人

最近はスマホ操作に疎い家族のために、遠隔操作アプリを家族がインストールしてくれることも増えてきています。

信頼している、とはいえ、プライバシーが全てオープンになっている状態は好ましい状態ではありません。なかには、監視という善意の名目でスマホ操作のすべてを盗聴している……という可能性もないとはいえません。

必要がないときには、遠隔操作アプリのアンインストールを行い、自衛をした方が良いでしょう。

愉快犯

赤の他人のスマホを遠隔操作して、中身を覗くだけ……というサイバー愉快犯もいます。これも立派なスマホ盗聴です。

遠隔操作アプリのなかでも、WEB上でIDやパスワードを入力し操作をするようなシステムの遠隔操作アプリもあります。
この場合、単純なIDやパスワードでは突破され、スマホ盗聴されてしまうでしょう。

電話番号と誕生日、というようなIDとパスワードであればいますぐ変更をしましょう。

例えば、会社に営業メンバーのスマホを遠隔操作できるアプリが入ったPCがあり、そのパスワードが目に見えるところに貼ってある、などという場合、魔がさした人がメンバーのスマホを盗聴する可能性もあります。

興味本位の愉快犯とはいえ、何がどうなるか分かりませんので、できるだけ遠隔操作アプリの安全性は確立しておくべきです。


遠隔操作アプリでスマホ盗聴されない対策


では、遠隔操作アプリで盗聴されないためにはどう対策したらよいのでしょうか。

簡単にできる遠隔操作アプリで盗聴されない方法をお教えします。

スマホを放置しない

カフェなどの席取りに、スマホや荷物を置くのは、世界でも治安トップクラスの日本に住んでいる人だけです。

財布は置かないでしょうが、スマホが入ったかばんを置きっぱなしで席を外したりしてはいけません。

ロック画面を突破できないから大丈夫だ、という考えは甘いでしょう。
カフェなどでは、ロック解除のパスワードを肩越しに覗いて解明するショルダーハッキングが容易です。


画面解除から遠隔操作アプリのインストールや設定まで、数分でできてしまいます。
外出時には特に、スマホを放置することがないようにするのが、遠隔操作アプリで盗聴されないために最も有効な対処法でしょう。

知らないアプリがないか定期的にチェック

アプリの一覧は定期的にチェックすべきです。


スマホ盗聴されないためには、上記のようにふと目を離したすきに、遠隔操作アプリをインストールされていないか、肉眼でチェックしましょう。

ほとんどのスマホが、[設定]からアプリの一覧を表示できるでしょう。お持ちのスマホの操作方法で、アプリをチェックして、怪しいアプリや見覚えのないアプリがあれば削除してしまいましょう。

怪しいサイトやメール、広告を閲覧しない

妙にポップアップが多く出るサイトや、美味しい話を持ちかけるようなメールや広告は、見ても無視か削除しましょう。

添付ファイルやURLも絶対に開いてはいけません。
最近の手口としては、広告にQRコードを記載し、興味を持った人に読み取らせる手口があるようです。

そのQRコードはスマホに「遠隔操作アプリをインストールするように」、という命令プログラムが入っていることもあります。

動揺させる連絡は疑う

頭が真っ白になるような、焦らせる連絡は疑いましょう。
一度冷静になるべきです。

オレオレ詐欺なども、狼狽えてしまうような連絡をしてくるため、警察は「受話器を一度置いてしまうように」などと冷静になれるような対策を広く報じています。

サイバー犯罪も、人間の動揺やミスを誘発させて行われることがあり、遠隔操作アプリでの盗聴を防ぐためには、とにかく落ち着いて怪しい連絡だと疑うクセをつけましょう。

怪しさを見破るには、とっさの知識も重要ですので、スマホ盗聴についての情報入手のために、アンテナを張っていきましょう。

  • スマホの本体機器以上のスペックをだすと謳うアプリ
  • 有名アプリのはずがインストール数が少ないアプリ
  • 必要ない機能にまでアクセス許可を求めるアプリ
  • 利用規約が非常に読みにくいアプリ

これらはウイルス感染のリスクの他に、乗っ取りや高額課金などの恐れがあるアプリです。

スマホアプリのインストールは慎重に行ってください。

専門の業者に検査してもらう

遠隔操作アプリがスマホのなかに見つからない、という場合も、実は安全とは言い切れません。

アプリ自体に隠ぺい機能がついているものがあります。

それは、

  • 不正な遠隔操作アプリ(スパイアプリ)
  • 内緒でスマホを監視するための遠隔操作アプリ
  • 浮気調査などが目的の遠隔操作アプリ

などがこれに当たります。

隠ぺい機能(ステルス機能)がついている遠隔操作アプリを見つけ出すことは、素人では難しいでしょう。


このような遠隔操作アプリがスマホにインストールされている可能性がある、という自覚がある場合、自身で操作して抗うよりも専門の業者に依頼したほうが安全で安心です。

怪しい行動を察知した犯人から、何をされるかわからないからです。

適材適所として、プロのスマホ盗聴発見業者に任せましょう。


スマホ盗聴にまつわるその他の質問

脱獄をするとスマートフォンが盗聴されてしまいますか?


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